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倉橋燿子「パセリ伝説 memory3」 今日は風が強いんだなー。お祝いもしてあげてこないとね。だからほしいやつとなんか買うつもり。バッテリーケースほしいなー。21700の。    パセリ伝説 memory3倉橋 燿子講談社 2007年05月26日 楽天ブックスで探すAmazonで探す7netで探すhontoで探すe-honで探す紀伊國屋書店で探す図書館で探すby ヨメレバ  【感想】歯がゆい展開から一変しましたね。大きな成長だと思いますよ。ついにパセリが姫様としての活躍を見せてくれる巻となります。  パセリの周りにいる大切な者たちがことごとく異変を起こしてしまいます。今まで彼女を助けてくれたラビだけでなく馬のデューク、そしておばあちゃんまでもが体調不良で苦しむことになります。  何とかして大切なものを救おうとする彼女はまた青龍湖へと赴くことになります。  そして彼女は自らの力でその異変の原因を突き止めて解決することに成功するのです。そう、それがパセリたちにせまる敵なわけで。  その真相に関してはまだ少しずつしか出てはきませんが、パセリの国がなぜ危機に陥ってしまったかは我々の現実の世界とまったく同じといっていいでしょう。  むしろ、フィクションの世界であろうがリアルの世界だろうが、必ず言えることといえば欲はだれしもあるものだけれどもその欲が個人の範囲内で満たされるのならばまだよいにしても、それが蹴落とすと こつこつ、しています(超雑読ブログ) [2019/11/12 09:40:00]
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大森望編「NOVA 1」 明日はいろいろと用事が立て込んでいるわね。オフ日なのは救いなところでしたわ。午前中にそれらの準備をして午後は用事を済ませる時間にあてます。    NOVA 1大森望河出書房新社 2009年12月 楽天ブックスで探すAmazonで探す7netで探すhontoで探すe-honで探す紀伊國屋書店で探す図書館で探すby ヨメレバ  【感想】ゴッツリ系SFきたー、読んだー!!という感覚を読後に感じましたね。ただこのゴッツリ系、それは反面SFのとっつきづらさを促進させる代物でもあるのです。  それに該当するのは終盤に出てくる4作品。どれも多少長めの作品となります。一人は早世した有名作家さんです。ようやく読むことができて感無量。  ああ、予想通りのゴッツリワケワカメ系だとわかってもう満足。このわかるようなわからない感覚というのは一番の刺激なんだよな。でも、彼の死によってその真相は闇になったのは残念だな、と思います。  しかしお気に入りの牧野先生は今回はカオスティックなものを出しています。はっちゃけていて驚きでした。  注釈で思いっきり遊んでいるの。一見すると敵はすごいもののように思ったら注釈だとひっでぇザコになるという。言葉遊びが絡んでいますね。  まああとはお楽しみということで。  あ、あと注意事項として1つ。この作品には1つ、食事中もしくは飲み物を飲んでいる時には こつこつ、しています(超雑読ブログ) [2019/11/11 23:20:00]
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W・リップマン「世論(上)」 ポッキーの日とチューブの日で密かに何か撮ろうと思う。おいしいお菓子、用意しました。もちろん怠惰禁止なので合法怠惰、用意しました。    世論(上)W・リップマン岩波書店 1987年07月 楽天ブックスで探すAmazonで探す7netで探すhontoで探すe-honで探す紀伊國屋書店で探す図書館で探すby ヨメレバ  【感想】今だからこそ、読まれてほしいという作品がいくつか出てくる場合があります。そういう作品は名作として、変わりのない輝きを誇るものです。  この本も、一見タイトルは堅そうですが中はとっても大事なことがこれでもか、というほど出てきているのです。  しかもすごいことに、それが昔よりも今、のほうが大事になってきていることが驚きです。良書というのはそれだけあらゆる環境を選ばないという証拠にもなります。  この中に出てくることは私たちが聞きたくない事柄だとおもいます。自分の知の不完全さを指摘されるに等しいのですから。  でも、それってどんなに偉い人でもあることなんですよ。だけれどもそれが明らかに「正しくないもの」の場合はきちんとそれを知りうるものを持っていない限りたやすく流されてしまうということなのです。  つまり代表するメディアが腐っているとそれに扇動される人が増えてしまう、そうなってしまうとどうなるかというと国を牛耳る人がしょうもない法案をし こつこつ、しています(超雑読ブログ) [2019/11/11 16:35:00]
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山内志朗「普遍論争」 明日はお出かけ。しかしなんか暑いんだよな。困った困った。    普遍論争山内志朗平凡社 2008年01月 楽天ブックスで探すAmazonで探す7netで探すhontoで探すe-honで探す紀伊國屋書店で探す図書館で探すby ヨメレバ  【感想】これはなんだか暗号文を読んでいるようでずっと頭に?マークが渦巻いていましたね。言いたいことは何となくわかるのだけれどもそれを著者の意図するように理解するのにはどう頭を使えばいいのかがわかりかねるぞ?と。  要するにこの本が扱うのは中世の哲学です。そこで起きて普遍という定義に関する哲学での論争に関しての解説がこの本のメインです。  うん、著者が何とかして、言葉を吟味して解説しようとしているのは伝わってくるのです。だけれど相手は哲学。受け入れられる人は受け入れられるでしょうがそうでない人はとことん体が拒否するあいつです。私はほぼほぼ後者の部類でしょう。  ただ、この本で批判の矢面に立たされているある学派があります。哲学を習っていなくてもおそらくその言葉は歴史の教科書にも出てくる代物なので名前ぐらいは聞いたことがあるはずです。  スコラ学派ですね。おそらく哲学に関して、拒絶感を覚える原因にこの学派は貢献してる(?)かもしれません。宗教色が混じってくるのです。  うん、私も哲学=宗教かと本気で思ったぐらいですからね。まあ こつこつ、しています(超雑読ブログ) [2019/11/09 22:00:00]
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司馬遼太郎「菜の花の沖 3」 何となく体が重いけど安静時心拍数はまた下がっていく。だーかーらー、ランナーじゃないっての。    菜の花の沖 3司馬 遼太郎文藝春秋 2000年09月01日 楽天ブックスで探すAmazonで探す7netで探すhontoで探すe-honで探す紀伊國屋書店で探す図書館で探すby ヨメレバ  【感想】だんだんと嘉兵衛はその頭角をめきめきとあらわしてきていますね。それはひとえに幼い時に「家柄」がもたらした悲劇から挽回したいという強い思いでしょう。  そして、嘉兵衛にも部下ができますがその部下は、若造(それでも20代後半ね)の嘉兵衛よりもはるかに年上。彼にとってそれは非常に屈辱だったことでしょう。  だけれども苦労を知っている嘉兵衛は彼をぞんざいに扱うことは決してありませんでした。人柄がいい、というのは魅力になります。嘉兵衛はさぞかし、人をひきつける何かがあったのでしょう。  そして頭角を現すと嫉妬するものが現れます。そのとたんにぞんざいな扱いをするものも散見されるのです。  だけれども、そういう扱いをするということは自分が「負け」といっているものなんですよね。そりゃあそうです、嘉兵衛は苦労を糧に今をなしたのですからね。  そして、ついぞ念願の松前に着きます。だけれどもそこはある種異国の地でありさすがの嘉兵衛ですら最初は理不尽な仕打ちを受けます。挙句無実の罪までおっ こつこつ、しています(超雑読ブログ) [2019/11/03 10:20:00]
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松本輝夫『谷川雁 永久工作者の言霊』(平凡社新書)  新書735谷川雁 (平凡社新書)968円Amazon  詩人・思想家・オーガナイザーとして圧倒的魔力を奮った筑豊炭鉱時代から、炭鉱闘争後の児童教育に没頭する雁、その会社の労組と対立する雁など、知られざるその姿を概観する。新書での上梓が驚きの一篇といえる。 雁は、「私の中の『瞬間の王』は死んだ」といって詩作をやめてしまうわけだが、彼の本質は基本的にことばに寄り添うことなのだと、本書にて気付かされる。なぜならひとびと、たとえば炭鉱で死と隣で日々の暮らしを営むひとびとの「原点」で沸き立つエネルギーは言挙げされることで、彼女らを結びつける。結びつき、連帯の原点はさらにひとを動かす。それが筑豊ではサークル誌であったのだろうし、大正鉱業闘争後の児童教育、いわゆる「ラボ」ということなのだろう。ラボ入社後の雁を描くに当たり、筑豊時代とラボ時代の双方を知る作者ほどの適任者はいないはずで、実は雁というひとが、ふたつの時代を貫いてぶれていなかったと断言できる胆力は相当なものだと思う。ただし、「原点」だとか「工作者」であるとか目眩のするような雁の文章を読んでいたものとしては、本書のように雁の考えが綺麗にまとまってしまってもいいのだろうかという気がしないでもない。 とはいえ、谷川雁はもとより戦後思想、言語教育に興味あるひともぜひ読んでほしい。 ここだけの話だが、webで本書のタイトルを見たとき、「え、 灰色の脳細胞:JAZZよりほかに聴くものもなし [2019/10/22 13:47:03]
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永岡慶之助『紅葉山―富岡製糸場始末』(青樹社)  紅葉山―富岡製糸場始末 (1969年)486円Amazon永岡慶之助『紅葉山―富岡製糸場始末』(青樹社) 先週読んだ『日本浪人史』を上梓した西田書店が、刀江書院の業務を引き継いだ骨のある出版社であることから、そういえば刀江書院を作った尾高豊作の祖父が富岡製糸場の初代所長だったよなあと書棚を漁り、我が家で唯一の富岡製糸場についての本書を手に取る。日本初の官営製糸場、創設までのその苦難が描かれた重厚な作品に違いないと思いきや、冒頭、幼い娘を連れた浪人が製糸場所長の尾高と感動の再会を果たし、期待はあっけなく破られる。その後、富岡の絹糸商に身を寄せた父は彰義隊の生き残りであるがゆえに新政府への出仕を肯んぜず、矜持を守らんと市井で頓死、その息女が富岡を皮切りに日本製糸産業とともに成長していくといった話。ここには、たとえば医学を志しながら女性であることによる苦闘を膨大な史料をもとに描き出した吉村昭『ふぉん・しいほるとの娘』のような、挫折であったり葛藤は描かれることもない。あまりに平板なため作者もさすがにいけないと思ったか、娼婦に入れ込み身を持ち崩した糸問屋若主人のサブストーリーも展開されるが、とってつけた感は否めない。また直木賞選考委員からも指摘されていたが、文体の古臭さ、こなれなさも目につき、まだまだ未成熟な作品といえるだろう。それでも当時の製糸業界の一端を垣間見ることができるという意味では貴重 灰色の脳細胞:JAZZよりほかに聴くものもなし [2019/09/14 15:33:02]
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石川恒太郎『日本浪人史』(西田書店)  日本浪人史 (1980年) Amazon 昭和6年に春秋社から上梓されたまま埋もれていた一編を、西田書店が作者の再刊序と横井清の解説をつけて復刊したもの。もちろん新字新かなである。当時、宮崎県にて大阪毎日新聞に奉職していた石川は、地方での資料収集の難と時間不足に苦しみながらも三年間で本書を書きあげたという。タイトルからすぐわかるように本書は「浪人」についての概説書だが、普通、われわれがイメージするそれとは、封建制下において主君からの俸禄にあぶれた失業者というところだろう。もちろんそれはそのとおりで、本書の後半部分は江戸期の浪人の暮らしぶりに焦点が当てられる。しかしもうひとつの「浪人」が存在する。庚午年籍(670年)あたりの頃から現れた法の外、制外のものとしての「浮浪」(「ウカレビト」と読む)である。本書で一番の大切なところは、封建制が成立する以前、戸籍や法が成立することで現れた「浮浪」が、防人や盗賊であったり、荘園での雑役であったり、傀儡・非人といった賤民に化したという指摘である。特に地方官や豪族が、盗賊と化した浮浪より荘園を防衛するために組織した浮浪のなかから武士が生まれたということは、武士が賤民と同根であることを意味する。要するに、本書の史観にしたがえば、制外である「浮浪」の末裔こそが幕府をつくり、幕末の志士としてそれを壊し、明治新政府という近代日本の礎を築く。いいかえれば「浮浪 灰色の脳細胞:JAZZよりほかに聴くものもなし [2019/08/15 16:50:18]
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佐野洋『脳波の誘い』(講談社文庫)元版:1960年  脳波の誘い (講談社文庫) Amazon佐野洋『脳波の誘い』(講談社) 雑誌記者の取材の中で脳波を送り他人を操れると豪語する老人。自らの原稿出版を賭け、記者の挑戦を受ける。「脳波で人間を自殺させてみろ」。半月後、記者の指定した人物が死亡する。それは記者の愛人の夫だった…読者をぐぐっと物語に引き込む見事な謎が、法廷ミステリとして決着するという贅沢さ。特に法廷シーンは作中の伏線を活かして辣腕弁護士の奇襲に結びつけるあたり、黎明期の法廷ミステリながら十分に楽しむことができる。真犯人の意外性はともかくとして、謎の魅力と犯人へと至るプロセスが妙味の秀作といえよう。しかし欠点もある。まず動機の醸成がいくらなんでも不自然すぎること。真犯人の動機が平凡なのはいいのだが、それが犯行へと唐突に飛躍する奇妙さ。読んでいる最中は犯人がわからないから瑕疵に気づかないのだが、読後、時系列を整理するとその行動に不自然さを感じるはずだ。そういえば前半でフォーカスされた老人はいつの間にか事件の背景へと消えている。まさか、彼の「脳波」に犯人が動かされたとでもいうのだろうか…元版:脳波の誘い (1960年) (書下し長編推理小説シリーズ〈第6〉) Amazon(講談社 書下し長編推理小説シリーズ6)1960年    灰色の脳細胞:JAZZよりほかに聴くものもなし [2019/06/17 22:56:02]
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清水一行『捜査一課長』:甲山事件の冤罪被害者をもろに犯人扱いした戦後ミステリ史最大の汚点 清水一行『捜査一課長』(集英社文庫) 名作『動脈列島』(1975)にて推理作家協会賞を受賞した清水だが、乱作が過ぎ、ほかに一体どのような作品があるのか皆目見当がつかないというひとも多いのではないか。 そんな清水の裏の代表作というべきなのが、本書である。 1978年に集英社よりハードカバーで刊行されたこの本、タイトルだけ見れば何てことはない有象無象の一編と思われただろう。 ところが、本書は戦後最悪の冤罪事件として名高い甲山事件をモデルとし、しかも不当逮捕や自白強要等について国家賠償請求訴訟(国賠)を起こしていた冤罪被害者に該当する作中人物を思い切り犯人として描くことで、読むものの目を曇らせたであろう最悪の作品である。 まさか本書の影響ではないだろうが、被害者は本書が上梓されたのとほぼ同時に一審で無罪となった殺人罪で追起訴され、またしても長い戦いの日々を送ることになる。 では、甲山事件とはいかなるものであったか。その概略を説けば、そのまま本書を語ることになるので、少々説明しよう。 1974年、西宮市の知的障害者施設で発生した事件で、浄化槽内にて712歳の園児2名が溺死体となって発見されたことに端を発する。 浄化槽には重さ17kgの蓋がしてあったため、園児はそれ開けることができないと決めつけた捜査陣は、さらに外部からの侵入者の痕跡が発見できないことに勢いづき、内部関係者のな 灰色の脳細胞:JAZZよりほかに聴くものもなし [2019/06/03 20:30:13]
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二ノ宮知子 「のだめカンタービレ」 の読書感想。 ※2004年07月の感想です。二ノ宮知子 「のだめカンタービレ」 第1~9巻 講談社【 マンガ 】あんまりにも面白いので、マンガですけど今日のネタはこれ。私はつくづく関西人でして、お笑いというかギャグというかオモロイもんが大好き。ドラマは観なくとも、「水10」と「はねるのとびら」は欠かさず堪能しております。ドラマだって、「真珠夫人」みたいな悲喜劇は観てる。 AB型人間特有の、趣味趣向に分裂気味な面がありまして、歴史・時代小説が大好きな反面、漫画も大好き。もう読んで読んで読みまくってます。漫画&読書と音楽って被らないのでワーグナーを聴きながら、「おしゃれ手帳」(ヤングサンデー連載中)を味わう事も可能です。数ヶ月前、N響に行った時のこと。愛想の無いプログラムをくれるんだけど、そこに珍しくもコマ割り漫画が1ページ使って載ってた。「なにこれ?」音楽ネタのギャグ漫画だったが、正直面白くなかった。これが私と二ノ宮知子マンガとの出会いでした。あらら...。2度目はタワーレコード渋谷店6階。ここの突き当たりって音楽書籍コーナーになってまして、ときたま面白そうな論評はないもんかチェックしている。ところが、少女マンガが平積みされとる。「んなな?」なんで少女漫画なのに買おうと思ったんだろ?おそらく、クラシック漫画が少ないって現状が大きい。今やあらゆるジャンルの事象がマンガとなっているのに、クラシック界のドロドロ 乱読!!ドクショ突撃隊♪ブログ。 [2019/04/10 07:35:33]
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山田風太郎 「怪異投込寺」 の読書感想。 山田風太郎  「怪異投込寺」  集英社文庫江戸時代を舞台にした妖艶・怪異もの5編を収録。「踏絵の軍師」歴史の「その後」が好きな人には、竹中半兵衛の子孫がどうなったかは気になるところ。半兵衛死後、七歳になる喜平治が勢州長島六万石を秀吉から賜るが、小牧長久手の戦いで秀吉に反抗。一挙に百五十石の捨扶持状態になる。しかし、その後関が原の戦いで盛り返し、豊後府内二万石の大名となる。本編の主人公はその子、采女正が長崎奉行として切支丹弾圧を行うが...。「怪異投込寺」ここでは葛飾北斎と東洲斎写楽が、不思議な巡り合わせで物語は進んでゆく。花魁・地獄大夫を中心とした妖しくも美しい世界の描き方は、風太郎ならではの物。他にも「芍薬屋夫人」「獣人の獄」「地獄大夫」と妖しい題名の小説ばかり。それでいて気品を失わない文体は流石、夏の夜に一読をお薦め。   乱読!!ドクショ突撃隊♪ブログ。 [2019/03/08 09:35:35]
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中島らも 「今夜、すべてのバーで」 の読書感想。 中島らも 「今夜、すべてのバーで」  講談社文庫最近いろんなジャンルに挑戦したい気力に溢れてまして、本書もそんな一環。一言でいうとアル中闘病記、なんですが、それだけで終わって無いので吉川英治文学新人賞受賞作。いきなり、入院しようとするところから始まるんですが、おいおいナゼ主人公はアル中に成り果てたのかが分かってきます。アル中について、主人公もしくは著者は相当丹念に調べています。ただ丹に酔っ払いおやじが健康を取り戻してゆく、のでは無く、冷静に、文学かつ医学的に時間が過ぎてゆく。私はアル中自体が嫌いなため、本書も引き込まれつつ好きにはなれませんでした。お酒やアル中を少し美化しているようにも思え、感心しません。もちろん、お薦めも致しません。   乱読!!ドクショ突撃隊♪ブログ。 [2019/02/04 13:57:29]
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山田風太郎 「戦中派不戦日記」 の読書感想。 このメルマガを始めてから2冊目の風太郎、終戦年の1945年一年間の日記そのもの。  日記執筆当時の著者は二十代の医学生なのですが、現代の学生がここまでの文章や思考ができるだろうか。というより、三十代の私自身もこんな文章は書けません・・・ 乱読!!ドクショ突撃隊♪ブログ。 [2019/01/04 08:59:18]
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滝口康彦 「権謀の裏」 の読書感想。  滝口康彦  「権謀の裏」  新潮文庫 鎌倉期の「曾我兄弟」より幕末期の「桜田門外の雪」まで時代背景を分散させた短編10編。「曾我兄弟」は歌舞伎などでネームは有名だが、細かい所までは内容を知らなかった。鎌倉初期の、幕府創設後の粛清期の題材は少ないので目新しい話だった。梶原や三浦・安達など幕府創設の功臣が北条家の陰謀によって、次々に葬られてゆく様は、徳川幕府初期の外様藩改易と類似していて面白い。著者の作品の中で、「異聞浪人記」というものが、「切腹」という映画になっているそうだ。今度レンタル店で探してみようと思う。 乱読!!ドクショ突撃隊♪ブログ。 [2018/12/04 08:34:33]
【雑記】ブログ更新を1ヶ月お休みしてみました こんばんは。 これまで9年8ヶ月余り続けてきた、毎日ブログをアップするということ。それを、先月末にやめてみました。 どうせなら、10年やろうかな…そう思っていたこともありました。でも、10年続ける意味って、何だろう? そもそも、毎日アップするきっかけは、ブログが全然続かなかったから。だから、1年間毎日アップすることを目標に、とりあえず続けてみました。 結果的に、目標は達成できました。それ以来、できる限り続けてみようと思い、今に至るというわけです。気づいたら、9年以上になりました。 しかし、ずっと心に燻っていたのは、「いつやめればいいんだろう?」という気持ちでした。 別に、やめることは簡単なんだけど…やめることに「意味」を求めてしまう。そんな自分がいました。 今年に入ってからは特に、です。 なかなかブログを書く時間がなくて、それでも頑張って続けていました。 そう、頑張っていたんだと思います。 これに気づいたとき…あ、毎日書かなくていいかな。って、思えるようになりました。 続けることには、もちろん意味があります。しかし、それ以上に意味があることが増えれば、続けることを止めてもいいのではないか。 それで、止めました。 せっかく止めたのだから、少し間を開けてみようと思って、1ヶ月ブログから離れました。 今後は、毎日は書かなくても、不定期で続け ほぼ日blog~通勤読書で継続力を高めよう!~ [2016/09/25 21:15:49]
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【雑記】熱中症への対策は、秋まで続けたほうがいい こんばんは。 今日も暑い1日でしたね。もう8月も終わるというのに、暑い日々が続いています。 熱中症対策は大丈夫ですか? もう少しで暑さも一段落して、朝晩は涼しくなってくる…と思って、気を抜いてはいけないようです。 日経トレンディネットに、こんな記事がありました。 『熱中症は、お盆後こそ油断ならない!』http://trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/1054402/081000012/ この記事によると、温暖化の影響は年々高まっていて、今年は過去最高の暑さだそうです。 真夏に限ったことではなく、温暖化が体に与える影響は、これから秋も続いていきます。 熱中症以外にも、私たちの体は、温暖化の影響を受けていますが、当面は熱中症対策が重要です。 暑さが和らいできたといっても、十分な水分補給、十分な食事、規則正しい生活習慣に加えて、適度なエアコン使用は必要です。 私も、しっかり心がけたいと思いました。        1日1クリック応援お願いします☆皆さんの応援でランキングが上がります!!!ぜひ当ブログを人気ブログにするために1票いただけるとうれしいです♪ feedlyへの登録はこちら!  ほぼ日blog~通勤読書で継続力を高めよう!~ [2016/08/25 23:34:36]
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【雑誌】お金と幸せの相関性と、リアルなお金の問題と『プレジデント 2016年9月12日号』 こんばんは。 最新号の雑誌『プレジデント』は、「金持ち夫婦 ビンボー夫婦」という特集記事です。  この中で特筆すべき内容なのは、「ビンボーでも幸せな人は、なぜ幸せなのか?」という記事です。 幸福学の観点から書かれていて、幸せの尺度と原因について、詳しく書かれています。 日本人の幸福度は、世界で53番目。世界第3位の経済規模を誇る国としては、少々寂しい順位ですよね。 国内に目を向けてみると、幸福度が高い都道府県第1位は沖縄。以下、鹿児島、熊本と続きます。最下位は群馬でした。 お金と生活満足度の相関性は、年収7万5000ドル(約750万円)までは、収入増加に比例して満足度も高くなり、それ以降は比例しなくなるそうです。 つまり、年収と幸福度の相関性は、高いとは言えないことになります。 その理由を考える際に要素として、「地位財」と「非地位財」の2つが関係してくるそうです。 「地位財」とは、「周囲との比較により満足を得る」ものであるとされます。所得や社会的地位、物的財産などです。 「非地位財」とは、「他人との比較に関係なく満足を得る」ものであるとされます。健康、環境、自由、愛情、社会への帰属意識などです。 この2つを比べてみたときに、幸せの尺度で一般的に言われるのが、前者を意味することが高いのではないか?と思う人もいるのではないでしょうか。 人は、生まれ ほぼ日blog~通勤読書で継続力を高めよう!~ [2016/08/24 23:46:19]
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【雑記】「マージャン面接」受けてみたかった こんばんは。 「スターティア株式会社」の採用活動が、Yahoo!ニュースにも取り上げられて、話題になっています。 『<就活>マージャンで内定リーチ 採用に導入、勝負勘見極め』http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160823-00000025-mai-soci 社員やプロ雀士も混ざって、半荘4回の結果を競うというもの。女性の参加者もいたようです。 優勝した就活生の特典は、「内定リーチ」だそうです。つまり、最初から最終面接。 あとは順位に応じて、面接を有利に進められるというゲーム感覚の採用活動です。 これを読んだ感想は… 「めっちゃ面白そう!」 私は、そう思いました。もし自分が就活をする立場だったら、志望するかどうかは別にして、参加したいと思うことでしょう。 人事部長の方は、次のようにおっしゃいます。 「マージャンで勝つには勝負勘や決断力だけじゃなく、運も必要になる。それはビジネスマンも同じ。さらに長時間、卓を囲んで話すことで、人間性が分かることもある」 実際に社会に出たあとは、まさにその通りですよね。マージャンは仕事にも通ず。 それに、最近は脳トレにもいいと、注目されているマージャン。勝間和代さんや藤田晋さんも、腕前を注目されるほどの雀士です。 私が最後にマージャンをしたのは、いつのことだったか…久しぶりに雀荘に行きたくなりました。 この企業はマージャンでし ほぼ日blog~通勤読書で継続力を高めよう!~ [2016/08/23 23:19:15]
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【グルメ日記】渋谷でゆっくりランチするのにちょうどいいお店「オリ@渋谷セルリアンタワー」 こんばんは。 職場の近くでたまにランチをする、ちょうどいいイタリアンのお店。 「オリ渋谷」http://tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13005406/ セルリアンタワーの2階にあります。場所もわかりやすいので、外部の人とランチをするときも、よく利用しています。 いつもはパスタコースですが、今日はランチセットのコースを。 まずは、前菜4種盛り合わせ。   彩りもよくておいしいので、昼間から飲みたくなってしまいます。(念のため付言しますが、飲んでません) メインは魚と肉から選べて、私は伊達鶏のローストを。   このカリッとした皮の部分が、やっぱりおいしいんですよね。パンがついつい進んでしまいます。 あとは、デザート付き。  ライチのムースと、洋なしのソルベ。初秋らしくていいですね。台風直撃の中という天気でしたが。 ゆっくり食事できるけれど、お値段も手頃なこともあり、いい感じに使わせていただいています。 ランチでも予約ができるので、困ったら使ってみてください。        1日1クリック応援お願いします☆皆さんの応援でランキングが上がります!!!ぜひ当ブログを人気ブログにするために1票いただけるとうれしいです♪ feedlyへの登録はこちら!  ほぼ日blog~通勤読書で継続力を高めよう!~ [2016/08/22 22:47:29]
レビュー検索 日本の作家あかさたなはまやらわ海外の作家アカサタナハマヤラワジャンル別日本古典文学日本文学世界文学ミステリ(日本)ミステリ(海外)歴史小説・時代小説児童文学・ファンタジーSF戯曲叙事詩文学賞別芥川賞直木賞大江健三郎賞本屋大賞江戸川乱歩賞ブックガイド『必読書150』 『アメリカ文学 名作と主人公』『イギリス文学 名作と主人公』 『ドイツ文学 名作と主人公』『フランス文学 名作と主人公』『ロシア文学 名作と主人公』 『ミステリ・ハンドブック』 文学どうでしょう [2015/05/26 10:24:02]
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栗本薫『絃の聖域』 新装版 絃の聖域 (講談社文庫)/講談社¥977Amazon.co.jp栗本薫『絃の聖域』(講談社文庫)を読みました。みなさんのお好きな名探偵は誰でしょうか。日本の三大名探偵と言えば江戸川乱歩の明智小五郎、横溝正史の金田一耕助、高木彬光の神津恭介。島田荘司の御手洗潔や内田康夫の浅見光彦なども有名ですね。ぼくにとって最も思い入れのある名探偵が、今回紹介する栗本薫の伊集院大介です。名探偵には超人的なタイプと見た目はさえないけれど地味に鋭いタイプがいますが、後者のさえないけれどすごいタイプ。事件の捜査で伊集院大介と出会った山科警部補が、伊集院大介を観察する場面があるので見てみましょう。もうかなりさえない感じです。 おかしな青年である。――ひょろひょろと背がたかく、驚くほどほっそりとしている。きわめて華奢なからだつきで、ちょっと猫背で、胸がくぼみ、長い細い脚はどういうわけか、なんとなくガニ股気味に曲がってみえた。 細くて長い脚の上に細くて長い胴、その上に、細くて長い首がほっそりとのっている。およそ運動や肉体労働には不向きであろう、そのからだに、上についている顔もまたぴったりとつりあったものだった。(中略) 色白な細おもて、ちょいとみそっ歯で、ほっそりした鼻ばしらに銀ぶち眼鏡がのかっている。秀麗な額に、長い前髪がふわりと垂れかかるのを、細い指でかきあげながら、ほとんどあどけない――とでも云いたいような、目もと 文学どうでしょう [2014/11/19 18:00:00]
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ミハイル・ショーロホフ『人間の運命』 人間の運命 (角川文庫)/角川グループパブリッシング¥514Amazon.co.jpミハイル・ショーロホフ(米川正夫/漆原隆子訳)『人間の運命』(角川文庫)を読みました。優れた文学作品はいつまでも残っていてほしいと思うものですが、特に海外文学は、意外と本そのものが手に入りづらくなってしまうことがよくあります。理由は簡単で、あまり読まれず売れなくなるから。今回紹介するショーロホフは、ノーベル文学賞を受賞したソ連の作家で、岩波文庫などからかつて『静かなドン』や『開かれた処女地』などの代表作が出版されていましたが、今は手に入りづらい状況です。ショーロホフの場合は長さもネックで、『静かなドン』は岩波文庫で八巻。コサックについてや、赤軍と白衛軍の戦いなど、歴史的な背景をある程度知らないと厳しいこともあって、人気がないのでしょう。いずれ新訳が出てもらいたいと思いますが、それはまあともかく、今回紹介する『人間の運命』は1960年当時のままの訳ですが、佐藤優の解説がつき、カバーが一新された改版が2008年に出ました。『人間の運命』のおすすめポイントは二つあります。まず170ページの作品集という薄さ。ぼく自身そうでしたが、どの文学作品を読んでいいか分からない場合、とりあえず薄い本を手に取るんですよね。ちなみにぼくが薄さを理由に手に取った世界の文学作品にはカフカの『変身』、カミュの『異邦人』、ヘッセの『車輪の下で』、ゲ 文学どうでしょう [2014/11/12 18:00:00]
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モーリス・ルブラン『怪盗紳士ルパン』 怪盗紳士ルパン (ハヤカワ文庫 HM)/早川書房¥756Amazon.co.jpモーリス・ルブラン(平岡敦訳)『怪盗紳士ルパン』(ハヤカワ・ミステリ文庫)を読みました。もう10年近く前ですが、2005年は「怪盗ルパン」が盛り上がった年だったんです。それというのも、この本にも収められている第一作「アルセーヌ・ルパンの逮捕」が、1905年に発表されたから。すなわち「ルパン生誕100周年」ということで、本国フランスや日本では様々な企画が持ち上がりました。とりわけ話題になったのがフランスを中心に作られたロマン・デュリス主演の映画版『ルパン』。ルパン [DVD]/ロマン・デュリス,クリスティン・スコット・トーマス,パスカル・グレゴリー¥1,944Amazon.co.jp「ルパン」と聞くと、明るくユーモラスなものを想像してしまう日本の観客にとっては、暗く感じてしまう雰囲気の、わりと渋い映画ですが、原作の要素が色々詰め込まれた原作ファンにはたまらない一本。この映画から入るというのもありだと思うので、興味を持った方はぜひ。一方、同じく「ルパン生誕100周年」ということで、日本で始まった企画が、今回紹介するハヤカワ・ミステリ文庫の新訳でした。日本では「怪盗ルパン」と言えば、ポプラ社の南洋一郎の子供向けの翻案で長年人気でしたが、大人向けの翻訳、しかも文庫でとなると翻訳が古かったり、本自体が手に入りづらかったりという状況でした。そんな中始まった「怪 文学どうでしょう [2014/11/11 18:00:00]
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ミハイル・レールモントフ『現代の英雄』 現代の英雄/未知谷¥3,024Amazon.co.jpミハイル・レールモントフ(北垣信行訳)『現代の英雄』(未知谷)を読みました。プーシキン『大尉の娘』、ゴーゴリ『タラース・ブーリバ』に続いて未知谷のロシア文学三冊目の紹介。レールモントフ『現代の英雄』はすごくハマる人と、難しく感じてしまう人がいるだろうと思います。その大きな理由に、この作品がやや複雑な構成をしていることがあります。長編のようであり、短編集のようでもあり。また、時に他人にひどい仕打ちをする主人公を、嫌悪するか、理解するかで違います。『現代の英雄』の主人公はグリゴーリー・アレクサンドロヴィッチ・ペチョーリンという青年。ペチョーリンの恋愛を通してその個性が描かれていく物語ですが、普通の小説と大きく異なるのが物語の構成。全五編からなる物語ですが、初めの二編ではペチョーリンの知り合いから聞いた話や外から見たペチョーリンが描かれます。なので起こった出来事に対するペチョーリンの心理はほとんど分からないのです。一方で残りの三編は、ペチョーリンの日記をひもといたという設定になっていて、〈おれ〉の目から出来事が語られていきます。ここではペチョーリンの心理が恐ろしいまでにはっきりと描かれるのでした。外から描かれるかそれとも内から描かれるかでペチョーリンのイメージは変わりますし、短編の時系列はばらばらで、ペチョーリンの人生を順番通り知りたいのなら、自分の 文学どうでしょう [2014/11/10 18:00:00]
ソロモンの偽証 宮部みゆきさんの「ソロモンの偽証」を読みました  ソロモンの偽証 宮部みゆきあらすじクリスマスの朝、雪の校庭に急降下した14歳。彼の死を悼む声は小さかった。けど、噂は強力で、気がつけばあたしたちみんな、それに加担していた。そして、その悪意ある風評は、目撃者を名乗る、匿名の告発状を産み落とした―。新たな殺人計画。マスコミの過剰な報道。狂おしい嫉妬による異常行動。そして犠牲者が一人、また一人。学校は汚された。ことごとく無力な大人たちにはもう、任せておけない。学校に仕掛けられた史上最強のミステリー。「BOOK」データベースよりさすが著者が9年間もかけて書き上げた作品だけあって、ハードカバー3冊とかなりのボリューム。しかしながら非常に読みやすい文体の上、ストーリーの先がきになってこの物量はまったく気にならない。サクサク読めてしまった。この苦にすることなく読ませる著書の筆力に感服する。物語は中学校がメインで、主要な登場人物も学校関係者がほとんど。中でも特に個性的な中学生たちの色付けが見事だと思った。不良の3人組がちょっとステレオタイプすぎるかな?と感じたのと頭脳明晰な神原・井上・涼子あたりが、スーパー中学生すぎやしないか?とも思ったが、それぞれキャラが立っていて魅力的。中でも自分は人間臭く善悪の狭間を揺れ動き、思春期の葛藤が見事に描かれた野田君に惹かれた。この3部作は彼の成長譚と言ってもいいぐらい 家具 通販 赤や 竹田のブログ [2012/11/01 13:21:15]
煽動者 石持浅海さんの「煽動者」を読みました。煽動者 石持浅海あらすじそのテロ組織の名は「V(ブイ)」。目的は、流血によらず現政府への不信感を国民に抱かせること。メンバーは平日、一般人を装い、週末だけミッションを実行。各人はコードネームを用い、メンバーはお互い、本名も素性も知らない。週末、兵器製造のため軽井沢の施設に招集されたのは八人。ところが作戦会議終了後、一人が謀殺された。施設は部外者の侵入は不可能、犯人はメンバーの誰か。兵器製造命令は絶対、週明けには一般人に戻らなければならない刻限下、犯人推理の頭脳戦が始まった――。「攪乱者」の続編。テロ組織の設定はそのままで今回は長編のクローズドサークルもの。閉鎖的な空間でのテロ組織内での殺人事件なので、警察は呼べないし科学的な調査もままならない。論理的な推理のみで犯人を探すという本格ミステリにはうってつけの設定。こういう状況を不自然なく物語の設定で作り出すのは本当に上手だなぁ。(このテロ組織自体が不自然極まりないけど)そしてこのテロ組織、政府転覆を狙うが人は殺さないという条件付けがあるので、その作戦がなんともセコくてチープすぎてどこか可笑しい。組織のメンバーのそれぞれがなかなかのキレ者なので、セコイ作戦であっても真剣に議論する様子は引き込まれる。殺人の動機はいつもながらの石持作品風。しかし今回はラストのオチが秀逸。これはまたシリーズ化されそうで楽し 家具 通販 赤や 竹田のブログ [2012/10/10 18:39:58]
烏丸ルヴォワール 円居 挽さんの「烏丸ルヴォワール」を読みました。烏丸ルヴォワール 円居挽あらすじ京都の支配にもかかわるという謎の書『黄母衣内記』の所有者が不審死を遂げ、二人の弟の間で書を巡って争いが勃発。名門、龍樹家の若き論客たちは、依頼人から仕事を受け、私的裁判双龍会に臨む。ところが、瓶賀流は覆面をした正体不明の怪人“ささめきの山月”に誘われ、御堂達也ら龍樹家側の仲間たちと対決することになってしまう…。「BOOK」データベースより先日このシリーズの前作「丸太町ルヴォワール」を読んだばかりなので、すんなりこの独特の世界に浸ることができた。前作が円居 挽さんのデビュー作だったこともあり、今回はそこまで練りに練った仕掛けはないだろうと踏んでいたのだが、初っ端のエピソードから見事に騙された。この人××トリックの達人ですねー。読んでいて全く気づかないうちにキッチリ騙されてしまう。今回は化け物じみた頭脳集団の中において、一見凡人とも思われる「瓶賀流」が主役。凡人として描かれているが、それでもこの流も普通の人から見たら超絶的に頭が良いのだが…。前作はこのシリーズのウリである私的裁判「双龍会」という舞台でのロジカルな推理合戦が見所だったが、今回は証拠や証言を集めたり証拠を隠滅・捏造したりするその舞台裏である捜査過程も見所。作中に出てくる「ささめきの山月」が説明する"又鴉の計"と"双鴉の計"という策、そして鴉を名に持つ登 家具 通販 赤や 竹田のブログ [2012/09/29 09:58:24]
丸太町ルヴォワール 円居 挽さんの「丸太町ルヴォワール」を読みました。丸太町ルヴォワール 円居 挽あらすじ祖父殺しの嫌疑をかけられた御曹司、城坂論語。彼は事件当日、屋敷にルージュと名乗る謎の女がいたと証言するが、その痕跡はすべて消え失せていた。そして開かれたのが古より京都で行われてきた私的裁判、双龍会。艶やかな衣装と滑らかな答弁が、論語の真の目的と彼女の正体を徐々に浮かび上がらせていく。「BOOK」データベースより2年前のこのミスでもランクインしていた作品で非常に興味があったのだが、文庫化されたので早速買って読んでみた。冒頭の3年前に起こったこの物語のキーマンである城坂論語が語るルージュとの超人的な頭の良さ合戦を繰り広げるやり取りが、現実離れしすぎていて若干げんなりしてしまい、これはちょっと読むのが大変かもと心配になった。しかし魅力的な主役二人と、ド派手で強烈な個性の相手方にあたる龍樹家陣営が登場してからは、もう読むのを止められないぐらいの、この細部まで丁寧な作られた独特で不可思議な京都に浸りきれた。万城目学や森見登美彦が描く京都にガチガチの本格推理を持ち込んだかのような世界観。「双龍会」というあくまで私的な裁判ではあるが、一部の隙もなく組み立てられたロジックを戦わせる様相は完全に法廷小説。ルージュ失踪を様々な考察で明らかにしていく大筋ももちろん面白いが、作者が読者に仕掛けた数々の罠も見事すぎて驚きの連続 家具 通販 赤や 竹田のブログ [2012/09/26 13:13:16]
千年ジュリエット 初野 晴さんの「千年ジュリエット」を読みました。千年ジュリエット 初野 晴あらすじこんどの舞台は文化祭。アメリカ民謡クラブ、演劇部、そして吹奏楽部…おかしなキャラクターたちがひき起こす難問題とは?青春ミステリ“ハルチカ”シリーズ第4弾。「BOOK」データベースより先日「空想オルガン」を読んだばかりのハルチカシリーズ。4編からなる短編で構成されているが今回はすべて文化祭の話。前作がほぼ主人公たちが所属する吹奏楽部のコンクールの話がメインだったが、今回は他の部のストーリーが多し。今まで登場したキャラたちもオールスターで勢揃い。新たに登場した鍵盤ハーモニカ吹きの山辺真琴さんのキャラも個性的で面白い。その風貌からスナフキンとの渾名されるが、発言も実際達観していてスナフキンぽい。アメ民部長の甲田君の弾けつつも心優しいキャラも好きだ。「失踪ヘビーロッカー」はその甲田くんのキャラだけで笑える。印象に残った話はやはり表題作の「千年ジュリエット」。文体から、これは…あの手のトリックだなとミステリ読みはすぐに察知できるが、その実態は予想の斜め上を行くオチでビックリ。こいつはヤラレタ!米澤穂信の古典部シリーズのアニメが評判らしいので、次はこのシリーズも映像化しそうな予感。 家具 通販 赤や 竹田のブログ [2012/09/24 08:27:17]
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